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株式会社AZENは、設立間もない新しい企業ではありますが、革製品の企画、製造、検品、納品までを一貫して自社で対応できる体制の構築を目指しています。「メイド・イン・ジャパン」の高品質なものづくりを支えるため、私たちはスタートアップの段階から、内製化による生産力の強化と品質管理体制の整備に取り組んでいます。
伝統技術が失われつつある現代において、私たちは日本のものづくりの価値を守りながら、現代的な生産体制を構築する必要があると考えています。AZENでは、熟練の技術者からの学びを大切にしつつ、若手人材の育成や工程の可視化・標準化を推進し、効率的かつ再現性のあるものづくりを目指しています。
設立初期ではありますが、AZENはすでに、お客様との企画段階から積極的に関わり、提案・試作・量産体制の準備を進めております。将来的には、すべての工程を社内で完結できる製造体制を構築し、「信頼される日本品質」を継続的に提供していくことを目標としています。
新たな時代のものづくりを支える存在として、株式会社AZENは、一歩一歩着実に歩みを進めてまいります。
お客様よりいただいたイメージやデザインをもとに、生産時の効率性や製品としての機能性を十分に考慮し、使用する革の特性に合わせた最適なサンプルを作製・ご提案いたします。
製品化が決定した後は、仕様書を作成し、生産管理部門と連携のうえ量産体制へと移行します。量産開始後も、高い品質を維持するために製品の品質確認を継続的に行い、現場で得られた知見や技術を製造ライン全体へと共有し、より良い製品づくりと技術力の向上を図ってまいります。
材料となる革や裏地は、製品の仕様に応じて丁寧に裁断していきます。大量生産品については、専用の型を作成し、「クリッカー」と呼ばれる裁断機を用いて効率的に裁断を行います。一方、少量生産品に関しては、CADデータを使用し、コンピュータ制御による裁断機で高精度に対応しています。
革の選別と裁断は、製造工程の中でも特に繊細かつ重要な工程です。「本物」を見極める目を持つ熟練の職人が、一枚一枚丁寧に革の状態を見極めながら裁断を行っています。
版押し
革にお客様のブランドロゴやマークを刻印する工程です。ロゴやマークは、ブランドの世界観や価値を象徴する極めて重要な要素であり、製品の印象を大きく左右します。
この繊細な作業は、革の素材や特性を熟知した熟練の職人が担当します。革ごとの性質に応じて、温度や圧力を細かく調整しながら、丁寧に刻印を施していきます。一つひとつの刻印に、ブランドの想いと職人の技術が込められています。
革を薄く削る作業は「漉き(すき)」と呼ばれ、製品の仕上がりや使い心地を左右する非常に重要な工程の一つです。
この「漉き」にはいくつかの種類があり、用途や部位に応じて使い分けられます。たとえば、「大漉き」は製品全体のデザインや厚みのバランスに合わせて、各パーツを0.2〜1.5mm単位の精度で調整する作業です。一方、「コバ漉き」はパーツの縁(ふち)部分を薄くする工程で、さらに細かく分類すると、「ヘリ漉き」「漉き落とし」「折れ漉き」など、目的や仕上がりに応じて多様な方法があります。
職人の繊細な感覚と技術が求められる「漉き」は、製品の美しさと耐久性を大きく左右するものづくりの要です。
裁断・漉きの工程を終えた革素材は、入念な検品を行ったうえで、貼り込みおよび縫製の工程へと進みます。型紙および仕様書に基づき、すべての工程を正確かつ丁寧に進めることが求められます。
製品の角の処理、ミシンの縫い目の大きさや間隔など、ひとつひとつの細部まで美しく仕上げなければ、製品全体の完成度を高く保つことはできません。
こうした繊細な作業こそが、「メイド・イン・ジャパン」のものづくりを支える匠の技といえるでしょう。
特殊な二次加工においては、多様な仕上げ工程に対応するための専用設備を完備しており、あらゆる加工に柔軟に対応できる体制を整えています。中でも私たちが特に力を入れているのが、「コバ処理」です。
コバとは革の断面部分を指し、「コバを見れば製品の品質がわかる」とも言われるほど、製品の完成度を大きく左右する重要な工程です。
新設された社屋には、コバ処理に特化した専用設備を導入し、作業者がより安全かつ快適に作業できる環境を整備しました。防音・防塵機能を備え、空調・換気体制も万全で、有機溶剤を使用する場合でもマスクなしで安全に作業が可能です。
環境にやさしく、職人の健康にも最大限配慮した製造設備は、私たちの誇りであり、世界に誇れるレベルだと自負しています。
完成した製品は、最終工程として検品および箱詰めを行います。軽微な修繕が必要な場合は、この工程で丁寧に対応します。
検品作業は、商品仕様書とチェックリストに基づいて実施し、お客様にご満足いただける高水準のクオリティ維持を徹底しています。
また、検品結果については、商品管理部・製造部・生産管理部と情報を共有し、今後の製造工程の改善およびミスの再発防止に活かしています。
箱詰めされた製品は、最終確認を経て、お客様のもとへ責任を持って丁寧に納品させていただきます。製品一つひとつに込めた品質と想いを、そのままのかたちでお届けいたします。